こば保育園では年長児クラスになると「雑巾縫い」をします。
ご家庭から使わなくなったタオルを持ってきてもらい、園児にハサミと針と糸で実際に縫ってもらい自分の雑巾を作ってもらいます。
作った雑巾を使って、毎朝園舎をみんなで雑巾がけします。
目次
雑巾縫いについて
雑巾の縫い方は年長児でもできるように非常にシンプルです。
まずは持ってきてもらったタオルを半分に折り、長方形を作ります。
次にタオルの外枠を糸と針で縫います。
最後にクロスするように右上の端から左下の端へ・左上の端から右下の端へ縫います。(「✕印」にします。)
図のようにキレイな直線に縫う必要はありません。
新しいことに取り組む楽しさと作れたという達成感を得ることを目的としています。
針に糸を通す作業は、大人でも上手くできない事があると思います。子ども達は何度も挑戦しうまくなっていきます。
そして、このような作業では目と手の協応動作を十分に育てていくことが出来ます。
きちんと「✕印」を作ることができました。
まずは雑巾を作ることができたという「達成感」を育むことが大切です。
自分たちで作った雑巾で園舎を拭き掃除
年長児が朝の登園後にやることの一つに「雑巾がけ」があります。
年長児以外も、年長児をマネて(遊びで)やっていることもあります。
秋以降は朝・夕の二回やります。
歩く・走るとは別の動作のため「体幹」「バランス力」の向上も期待できます。
雑巾がけで「真っ直ぐに進む」というだけでも初めてやる子どもにとっては、難しい作業かもしれません。
慣れてくるとジグザクに進んだり、曲がることもできてきます。
毎日繰り返しやることで、雑巾縫いのときと同様に達成感を得ることができます。
- 自分で作った雑巾でやる雑巾がけ
- 友達とみんなでやる雑巾がけ
- 運動の側面も大きい雑巾がけ
- 園内を楽しく掃除ができる雑巾がけ
以上のように、「雑巾がけ」も保育の一つとして大切といえます。